今日から始まった“au Wi-Fi SPOT”は期待できるかも知れません
“au Wi-Fi SPOT”が今日から始まりました。auのスマートフォン専用の公衆無線LANサービスです。スマートフォンのトラフィックをWiFiに逃がすというとソフトバンクが先行しているイメージがありますが、やはりスマートフォンによる帯域の圧迫というのはもう目前に迫っているのか「開始当初は1万スポット、2012年3月末までで10万スポット」という遠い数値をチラつかせながらの今回スタートとなりました。インフラ事業者として良いタイミングで良いサービスを開始させた印象です。10万スポットというとどれくらいのものなのか、他社サービスと比較してみました。
アクセスポイント数が多い順に並べてみました。数は基本的に各事業者の公式サイトの表記を使っています。やたらアクセスポイント数が多い(上位3位など)のは、BBモバイルポイントとか他のスポット事業者と連携している為です。
サービス名 | アクセスポイント数 |
---|---|
b-mobile無線LANスポット | 15,000以上 |
Wi2 300 | 13,000 |
ワイヤレスゲート | 10,500以上 |
eoモバイル Wi-Fiスポット | 10,000 |
フレッツスポット西日本 | 9,200 |
FREESPOT | 8,504 |
ドコモ公衆無線LANサービス | 6,800 |
UQ Wi-Fiワイド | 5,000以上 |
ホットスポット | 4,000 |
フレッツスポット西日本 | 4,300 |
BBモバイルポイント | 4,300 |
livedoor Wireless | 2,400 |
こんな感じでソフトバンクとNTTがガチンコ勝負をしている中に、KDDIがカチ込むような感じです。それにしてもまぁ、10万のアクセスポイントとなると他事業者も含めて現時点ではダントツになるワケですが、それこそ2012年3月頃には各社が10万スポットくらいで拮抗しているのかも知れませんな。そうなると今のようにiPhoneを快適に使うためにイーモバイルを持ち歩くなんてコトが必要なくなるかも知れません。そこにプラスLTEネットワークの普及とさらに高性能なiPhone6くらいが投入されて、古い言い回しですが“モバイルブロードバンド”なんてものが当たり前になってくるコトでしょう、きっと。