au版iPhone4Sがテザリング運用に最適という仮説


来週末にauからも発売されることになったiPhone4Sですが、もしかすると自分のようなテザリング野郎にはau版が最適かも知れません。モバイルルーター派も同じくです。以下にご説明します。


まず、ここでいうテザリングiPhoneを使って3G通信をシェアする方ではなく、他の端末を使った他のキャリアの通信環境をiPhoneから利用する側を指します。
自分でいうところの『HTC Ariaテザリング機能を使ってイーモバイル網をiPhoneから使う』ワケですな。iPad2を使ったテザリング接続が驚くほど速かったのですが、速度テストに関しては過去エントリをご参照ください。同じデュアルコアA5を搭載するiPhone4Sでも同等のスピードが出るものと期待しています。


この仮説の元になる要素は2つあります。
1.auiPhone4Sの通信速度は3.1Mbpsである。

現段階でau自身から詳細が発表されていないのでなんとも不確定要素ですが、ハイスピードに対応していないそうです。孫さんのいう邪道というのはこのコトなのでしょうか。イーモバイルの回線なら7.2Mbpsです。当然イーモバイルのエリア外では止むを得ずauの回線を使うコトになるのですが、そういうイレギュラー時くらいは3.1Mbpsでガマンしましょう、というワケです。auのプランが段階定額であれば、3.1Mbps通信を封印することで通信料金の節減に繋がる可能性もあります。


2.CDMAは通話と通信を同時に行えない

ベライゾン版iPhone4もそうらしいのですが、難しい話は置いといてCDMA方式というのは規格上そういうものだそうです。テザリング運用なら『通話はCDMA、通信はWi-Fi』となるので問題回避できるはずです。


どんなもんでしょう。10月6日午後9時半現時点でもソフトバンクau共に料金プランを含めた詳細が出ていませんので何とも言えませんが、上記に加えて仮に『どっちのキャリアも同じ料金』だったりすると通用する理屈じゃないでしょうか。通信をテザリングで他キャリアに依存するなら、要するに通話の為のキャリアとして選んでしまえば良いのです。自分と同じようなテザリング運用をされている方と一緒に考えていきたいです。


また、本当に『ソフトバンクは14.4Mbps、auは3.1Mbps』だとau側は格安か無料でWiMAXルーターでも抱き合わせないと販売面で大きく水を開けられるような気がします(若しくはiPhone4SWiMAX内蔵とか!)。でもソフトバンク回線が理論値14.4Mbpsといっても実行速度にあまり期待していない人が案外多かったりとか・・・ソフトバンクは明日に発表としていますが、予約開始が10月7日なので、同じく明日にはauもハッキリするかも知れませんな。いずれにしても楽しみです。


iPhone4S=iPhone for Steve?』
さて、偉大なるリーダー亡き後も世界は彼を中心に回って行くのでしょうか。自分がこのようなブログをiPhoneから書いたり、テザリング生活を楽しんだりしているのは正に彼の変えた世界によるものです。改めて感謝です。


【関連リンク】
auのiPhoneは「つながる」――KDDI、ネットワークに自信 - ITmedia Mobile


→10/7 07:12追記
auiPhone4Sの料金が発表。データ通信¥4,980/月(下限なし)によりテザリング運用には向かないことが判明しました
→さらに追記
ダブル定額スーパーライト』が選択できるかどうかがカギになりそうです。

→10/20 さらにさらに追記
au公式の“ご購入前のよくある問い合わせ”での『ダブル定額は毎月割適用外』の表記を確認しました。