スマートフォンのディスプレイ大型化に思う事


今年の10月にiPhone4Sが発売になる前にもさんざんウワサになり、結局は3.5インチキープで登場したワケですが、相変わらず次のiPhone(5?)はディスプレイが4インチになるとか、色々推測が飛び交っていますな。スマートフォンにおける画面は“大きさこそ正義”なのでしょうか?自分は必ずしもそうではないと思っています。


自分が初めてiPhoneを手にとった時には3.5インチの画面を見て素直に“デカい”と思ったものです。それが今どきのAndroidケータイでは4.5インチなんて大きさの機種も現れています。4.3インチくらいの機種を手にとったコトがありましたが、その時も同様に“デカい”と思いました。
“住めば都”というように、慣れればそれが快適になるのかも知れません。しかしいくら慣れても『片手持ちで届く範囲』は限られるワケで、自分の手だと4.3インチの画面の隅から隅まで指を届かせるコトはできませんでした。端末の形状にもよりますが、いくらスマートで持ちやすい形状になったとしてもだぶん無理です。そして先日のエントリのように、自分は両手を使ってiPhoneを操作するのがヘタクソなのです。



例えば先週発売開始になったばかりのソフトバンクの『AQUOS PHONE 102SH』なんかが4.5インチ液晶を備えているのですが、その大きさを比較してみます。
幅65×高さ128×厚さ9.8mm【102SH】
幅58×高さ115×厚さ9.3mm【iPhone4S
iPhone4Sに比べて面積で約2割増しくらいの大きさです。幅で7mm、高さで13mm・・・数字にするとそれほど大きな違いのように感じますが、実際に端末を手に持つと明らかにデカイです。


そういうワケで、仮に次期iPhoneのディスプレイサイズが拡大されるとしても4インチ程度に収まらないと自分の左手には持て余すサイズになるのです。一部のアプリは片手持ちに配慮して操作系を画面左下(右手なら右下)に集中させるようなコトがあるかも知れませんが、当然全てはそうならないでしょう。


その辺りの経験から、自分としては『片手でも十分に操作できる大画面向けインターフェースをOSレベルで支援すること』が大画面iPhoneと共にリリースされるiOSの必須機能になると予測します。いや、希望します、みたいな。

両手で操作しないと満足に使えないなんて、あまりスマートじゃない気がするのですがどうでしょうか。