KDDIはiPhoneの取り扱いを停止されるんじゃないかという懸念


ここ最近続いたKDDIiPhoneの通信トラブルのアレコレですが、ようやく落ち着いてきた感じでしょうか。
しかしKDDIiPhone5の利用できる2.1Ghz帯のLTEに積極投資をしないつもりだとか、まだまだネガティブな見方が強いようです。
ここでユーザーとしてふと心配になったのが『AppleKDDIiPhoneの販売を止めさせるんじゃなかろうか』というコトです。


なぜかって、自分がAppleの立場ならそういうコトを考えはするだろうからです。実施するかどうかは別として。


基本的にメーカーというものはモノ造りに責任を持つからこそ、販売する側にも品質を求めるものです。
自動車メーカーと自動車ディーラーみたいなものです。直販のAppleStoreを持っているのはクルマの業界と異なるトコロですが。
しかしその直営店のAppleStoreの趣きを見ても、その姿勢は明らかに雑多な販売店とは別世界を求めています。そして成果を上げています。
販売効率全米1位 「アップルストア」店作りの全過程 :日本経済新聞
プレイス戦略から見るAppleの強さの秘密 [マーケティング] All About



iPhoneの1国1キャリア独占販売体制を崩す・・・というのははるか昔の話で、今や販売キャリア拡大路線になって久しいものです。
そうして日本でもiPhone4SからKDDIでの取り扱いも始まったワケですが。


一方で『次期iPhoneで800MhzLTEにも対応するから今の2.1GhzLTEに対する投資は控えておきたい・・・』という姿勢がKDDIから見られるのはどうしても否めないところで、この辺がKDDIiPhone5ユーザーとしては何とも残念なところです。
悲しいことに実際に自分の身の回りのauユーザーを見てみても、LTE対応Androidスマートフォンの方が通信の面では快適なように見受けられます。
au版iPhoneのカバーエリア誤記「あまりに情けない」 KDDI田中社長 - ITmedia NEWS



ユーザー視点の贔屓があるにしてもiPhone取扱い開始がKDDIMNP好調に大きく影響していると思うのですが・・・
『増収増益の要因はauスマートバリューだゼ!』みたいに経営者が言ってしまうとちょっとApple的には印象悪いでしょう。
『そんなに好調なら、ウチのiPhoneの接続品質を高める為に努力しろ!』ってな具合で。スマートバリューは確かに自分も恩恵を受けていますが、それが為にソフトバンクからKDDIMNPしたワケではありません。
それ以前の3G時代のソフトバンクネットワークに辟易して、品質を期待してキャリアを変更したのです。
http://ascii.jp/elem/000/000/785/785375/
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/NKK201304080012.html



中国でiPhone4Sの発売を一時中止、みたいなコトはありましたが、特定のキャリアでiPhoneの取り扱い停止に至ったことは自分の記憶には存在しません。
au by KDDIがそうなってしまわないこと、ユーザーの満足度向上に向き合ってくれることを祈ります・・・