バージョンアップした“Opera Mini”を試したが結局イマイチ使えない件


Opera Mini Web Browser
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ブラウザアプリ“Opera Mini”が話題になっています。何故かって、それはOperaが『iOSアプリで唯一、標準ブラウザエンジンのwebkitを利用しない』webブラウザだからです。自分が愛用しているiCab Mobileもちょいちょい触っているMercuryも、エンジンはSafariと同じwebkitなワケで、それ以外はアップル様が承認していないのです。

iPhoneOperaのデビュー時もそれは衝撃的なもので、よくアップルが許したものだと感慨深いものでした。
Operaのサーバー側でモバイル用に圧縮』とか、『Safariよりも高速』とかいう謳い文句に自分も色々期待をして初代Opera Miniをインストールしましたが、触ってすぐに『あぁ、コレは違う』と思わせるものでした。


↑はアップデート前のOpera Miniの画面です。すごい勢いで拡大/縮小するのですが、縮小するとこんな感じです。まるで文字が読めません。あとレイアウトが崩れてしまったり、触って3分で常用ブラウザにすることを諦めさせてくれるものでした。


そして今回のアップデートです。今回はiPhone4のRatina対応、そしてiPad対応です。同じページを表示させてみると・・・


さぁ、どうでしょう。比べると若干文字が読めるようになりましたが、正直これじゃあSafariの方が数倍マシです。カレンダー辺りも同じく崩れています。残念ながらこれじゃ今回も使えません。『6倍速い』という速度も体感できませんでした。iPhone4なら解像度4倍になるので、もう少し良いかも知れません。AppStoreのレビューを見ていると3GSが元凶のような感じも受けます。


モバイル用のブラウザエンジンというと事実上webkitかデフォルトなワケですが、そこに属しない尖ったブラウザとして、今後に期待したいところです。