“iTunes Match”の契約終了後が気になる


WWDC2011の「One More Thing」で発表された“iTunes Match”ですが、期待しつつも日本でのサービスインが不明なのでなんともスッキリしないところです。
おさらいですがiTunes MatchというとiCloudのサービスの一部で、年間25ドルで手持ちのCDリッピングの楽曲データをiTunes購入の曲と同じ扱いにできるという、音楽業界全体の流通を巻き込んだ意欲的な取り組みです。


例えば自分はビートルズの“one”というベストアルバムをCDで購入して持っているのですが、このアルバムに内にある例えば“Let It Be”はiTunesの1800万曲のデータベース内にあるハズで、すなわちiTunes Matchによって256kbpsのAACデータとしてiTunes in the Cloudを通してMacでもiPhoneでもiPad2でもいつでもダウンロードして扱えるようになるハズなのですが・・・じゃあ年間25ドルのiTunes Matchの年間利用を止めてしまったらどうなるのでしょうか?
安易に想像できるのは「iTunes上でCDから取り込んでいた元々の“Let It Be”はMaciTunesに残るが、iTunes in the Cloud上の“Let It Be”は利用できなくなる。」ということです。果たしてそうなんでしょうか。つまりアップルに年間25ドル払い続けないと利用できないというコトです。逆にそうでなければ、2年目以降の利用人口がザッと減ってしまうでしょうし・・・
どっちにしても日本でサービス開始にならないといらぬ心配になります。iBooksのように従来の出版流通の仕組みが足枷になってウダウダしていると置いてけぼりになるので、そこがすごく心配なワケで。