“iCab Mobile”を5.0へアップデート


iCab Mobile
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iPhoneiPad両対応のユニバーサル対応のブラウザアプリこと、iCab Mobileが5.0へメジャーバージョンアップしました。
今回の目玉は“Firefox-Sync”のサポート、つまりMac/PCのFirefoxとブックマークや履歴を共有できるワケですな。あまり高機能になってiPhone3GSで動作がしんどくなると困るのですが、とりあえずアップデートしてみて目に付いたところをご紹介します。


まず、目玉のFirefox-Syncです。PC側のFirefoxで“Sync”の設定ができている前提ですが、簡単でした。FirefoxSyncのIDを入力し、PC側のSyncでセットアップ時に出てきた一時パスワードを登録すればできあがりです。設定メニュー→Firefox Syncの項目から設定します。とりあえずブックマークだけにしておきます。


成功したようで、いつものiCab側のブックマークを開くと“Firefox Sync”という項目がいつの間にか入っています。iPhoneからはブックマークの追加・削除の操作はできません。つまり一方方向のSyncということですな。ちなみにPC側からブックマークを追加してもリアルタイムにiCab側に追加されるということはありませんでした。というコトはSyncによってあまりiPhone側に負荷を掛けることはないかも知れません。自分的にはあまりPCのブックマークと同期したいというニーズがありませんし、第一自宅のMacは家族で共有して清く正しく使っており、Firefoxは奥さん用、Chromeが自分用になっているためFirefoxと同期しても意味がありません。


次に、WebサイトのPDF保存です。コレは新モジュールとしてのリリースです。以前からもWebページの丸ごと保存のモジュールがありましたが、PDFに出来た方が何かと便利なのでしょう。それにしても変換→ダウンロードの動作がイマイチ緩慢な感じです。あと外部の変換サービスにURLを渡す仕組みのようで、スマホに最適化された楽天市場のトップページをPDFにすると、PC版の楽天市場のPDFができあがります。出来上がったPDFもなんかグレーっぽい四角があってなにか失敗しているのかも知れません。DropBoxと組み合わせてWebページの魚拓的に使うのが王道でしょうか。しかしまぁInstapaperモジュールがあるので、ページの再現性に拘りがなければ今後もそっちを多用することになりそうです。


ソースを表示させるモジュールが増えました。虫みたいなアイコンがイマイチです。コレも以前からHTMLソースに特化した同様のモジュールがあったのですが、強調表示なんかが追加され、CSSを見たりと高度な機能が増えています。Web開発者の方だとこういう機能が便利なのでしょうか。


ブラウザのエージェント切替がサイト別に行えるようになりました。「このサイトはiPadのフリしてアクセス」みたいな設定ができるワケです。有用な使い道があれば試してみたいと思います。設定はメニューの“Brouser ID”から行います。


フルスクリーン表示の際のボタンなんかが追加できるようになっています。半透明のボタンですが、増やしすぎるとやや目障りですな。設定はメニューの“Fullscreen Icons”から行います。


というワケで、今回のメジャーバージョンアップで自分が享受できるメリットは多くはありませんでした。アップデート内容の最後に“Some Bugfixes”とありますが、これ以上のコテコテの高機能化よりも、自分的には高速化&安定性の追及を行って頂いた方が嬉しいです。一応他のブラウザアプリと並行して使っていますが、Dockに居座っておりUIに手が馴染んでiCabが事実上のメインになっています。ダウンロード機能とか便利ですし。第一ユニバーサルアプリでiPadでも使えるのが超絶良い感じです。



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