au2011冬モデルのWiMAX+テザリング、背後に感じるiPhoneの影


auがグイグイ攻めてきています。ソフトバンクで言うところの“ホワイトプラン”的な新プランまで引っ下げてきています。そして今回は夏モデル(今のINFOBARとか)発表の5月に、テザリング対応は『秋にどかんと』とあったものが実現するようです。今回発表の内4機種が3G+WiMAX両対応でテザリング解禁、つまりHTC Evoと同じようなコトができるワケですな。この調子でauiPhoneWiMAX対応なんてコトになったら非常に面白いのですが、それはまぁ先の話ということで。ちなみに今回の発表会ではiPhoneに関してはノーコメントだそうです。各スペック等の詳細はau公式サイトでご覧頂くとして、とりあえず今回発表のラインナップで一番気になった『ARROWS Z ISW11F』をご紹介します。



ARROWS Z。これで「アローズ ジー」と読むそうです。先に一番残念な点を述べておくとデザインです。端末前面下部のたぶん“戻る”ボタンとかの配置箇所かと思われますが、このへんの明らかに“浮いている感”がどうしても自分の目に障ります。黒なら黒でいい気がしますがどうでしょうか。


まぁそれはさておき次に良いトコロです。この『Arrows Z』はいわゆるフラッグシップモデルであり、現在考えられる“国産スマートフォン”としての機能をほぼ揃えています。
【スペック】
WiMAXテザリング
・4.3型 1280×720液晶
・防水、ワンセグ、おサイフ、赤外線
デュアルコアCPU
・Android2.3.5
・1310万画素CMOS
HDMI、DLNA対応
・1460mAhバッテリ


というコトでこの機種がオススメできる方としては・・・

・一番いいのが欲しい
WiMAXルーターが欲しい
・HTC Evoが欲しかったが敬遠していた
富士通が好きだ

こんな感じでしょうか。『スマートフォンデビューしようと思うがどれがいいのかわからない』という方もだいたい間違いない1台になるでしょう。繰り返しですが自分的にはデザインが残念な感じです。


あと、先日のKDDIiPhone発売のリークがこれらの新機種に対する牽制になって販売が落ち込むようなコトが無ければ良いですな。早い分は10月からの発売開始なので影響があるかも知れません。また関係があるのか、『Android au』の公式サイトが、Android端末6機種を新たに発表した本日に終了になったことは見逃せないトピックです。iPhone騒動がなければこれだけ注目されることも無かったでしょうが。タイミングが悪すぎる感は否めません。
最後にもう一つ、auテザリングはドコモに比べると追加料金なしの良心的なタイプです(WiMAX利用は2012年1月から+525円)。テザリングできないソフトバンクは論外として、刺激を受けたドコモが追随しちゃったりしても現ドコモユーザー以外は誰も文句を言わないでしょう。


【関連リンク】
2011年 秋冬モデル ラインアップ | au by KDDI