iPhone4S×iPad2×iMovieの奇跡の連携


つい先日Xactiの動画がiOS5になってからiMovieのソースとして利用できるようになったコトを喜んでご紹介したところですが、もはやiPhone4Sの撮影ビデオはもはやXactiに勝るとも劣らない品質なワケで、即ち『iPhone4Sで撮った写真をiPad2に転送してiMovieで遊びたい』と思い、転送の方法を色々考えたところiPad Camera Connection Kit”に辿り着きましたので以下にご紹介します。


最初に結論申し上げますと、わざわざこんなオプション製品を利用して接続するのは、これが一番速そうだからです。
デジカメから転送ならEye-Fiカードが使えますが、iPhoneからSDカードが使えないのではそうはいきません。自宅でMacがあるならiTunes経由で『iPhoneiMaciPadへコピー』という方法もあります。ちなみにiPhone4Sの撮影動画はフォトストリーム対象外なのでiCloud経由でiPadに転送というコトはできません。
次にDropBoxなどのクラウドサービスを使う方法ですが、できなくはないレベルです。ただしiPhone4Sの撮影動画も長時間になれば平気で何百MB単位になるので、外出時にイーモバイルテザリングなんかで転送しようとすると帯域制限確定になります。そして5Mbps程度の帯域で何百MBのファイルを受けるのは時間がかかりまくりです。そして受け取るiPadからもDropBox→カメラロールに保存しないとiMovieが認識してくれないのも面倒です。


ではやってみます。iPhone4側で動画を撮影し終えた状態で、iPad2にCamera Connection KitをDockポートに装着→DockケーブルでiPhone4Sに接続、とします。


この状態ではiPad2iPhone4Sもダンマリです。ここでiPadの“写真”アプリを起動します。



そうするとこんな感じで、“カメラ”という項目の中にiPhone4Sのカメラロールの内容が表示されます。ここから転送する写真/ムービーを選択します(カメラロールの内容全てをiPad2に転送する場合はこの工程はパス可)。


で、転送を開始します。『読み込む』をタップするとiPhone4S内の全ての写真を取り込むか、さっき選択した写真だけを取り込むかを聞いてきます。試しにiPhone4Sで撮った1分ほどのムービーを取り込むと1分少々くらいの時間がかかってiPad2側のカメラロールに取り込まれました。ここまで来れば、iMovieを使った編集はiPad2で撮影したムービーと扱いは同じです。


本音を言うとOSX LionのAirドロップみたいにiPhone4SiPad2間で自由に受け渡しできれば良いのですが、iOS5のアップデートでそんな機能は付加されないでしょうか。もっと良い方法があるかも知れませんので探してみます。



ちなみにこの“iPad Camera Connection Kit”ですが、本来はUSBポートにデジカメを接続して写真を取り込んだり、SDカードを挿して写真を取り込むための純正オプション製品です。




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