iOS5.1でバッテリの減りが異常に遅いことがあるので計測してみた
3月8日にiOS5.1にアップデートしてから、これまでも『100%→98%くらいまでの粘りが非常に強い』と感じるコトは多くありました。
今日に至っては朝7:00に電源から切り離し、12:00現在でもまだ100%を保っています。ここまで粘るのは初めてです・・・
しかしアプリ“MemoryInfo”でチェックすると95%だったりするので、どっちが正しいかというと95%でしょう。5時間使っていて全く減らないのは不自然です。
iOS5.1のリリースノートに「バッテリーの寿命に影響するバグを解決しました」とあるのですが。
まぁそういうワケで、今回は久しぶりにバッテリの持ちに関するレポートです。
■計測結果
早速ですが計測結果です。以前計測したiOS5.0、5.0.1の時と並べて比較します。カッコ内の数値は“MemoryInfo”による表示値を参考に記載しておきます。
date | 11月4日 | 11月11日 | 3月23日 |
OS | iOS5.0 | iOS5.0.1 | iOS5.1 |
7:00 | 100% | 100% | 100% |
9:00 | 90% | 95% | 100% |
12:00 | 84% | 91% | 100(95)% |
15:00 | 76% | 88% | 98(92)% |
18:00 | 69% | 83% | 94(89)% |
21:00 | 60% | 76% | 87(82)% |
使用時間から逆算すると、今朝USBケーブルから抜いたのは7:15だったようです。まぁいつもだいたい7時なのでだいたいでご容赦ください。
前提条件となる使用環境はiOS5.0.1の時と大きくは変わりません。
むしろ当時より位置情報と通知センターの使用アプリは増やしています。
過去エントリ→史上最も簡単なiOS5.0.1へのアップデート、そしてバッテリ計測。 - 酒と煙草と女とiPhone
もちろん通勤時にはミュージックアプリも使いますし、朝のRSSチェックも欠かせません。
■計測環境
以下、計測環境メモです。赤文字の箇所が、前回(iOS5.0.1)計測環境との違いです。減っている項目は1つもありません。
ちなみに今回は2012年1月29日に水没で新品交換し、稼動54日目のiPhone4S、
前回は2011年10月16日に3GSから機種変更し、稼動26日目のiPhone4Sです。
項目 | 設定内容 |
位置情報 | Safari、カメラ、マイマップ、標準マップ、Siri、OneCam他5アプリ |
通知 | 電話、メッセージ、カレンダー、メール、Twitter、LaunchCenter他6アプリ |
iCloud設定 | アカウント削除 |
キャリア設定 | 自動でSoftBank |
その他の基本的なiOSの設定周りは、iOS5.0でバッテリの消費に悩んで一旦初期化した時の設定を基本的にを引き継いでいます。
今回の結果から・・・
iOS5.1によって向上しているものの、5.0.1から劇的に伸びるワケではない、と結論付けておきます。
OSのアップデートで物理的なバッテリ容量が増えるワケではないので、当たり前といえばそれまでですが。
しかし体感的なバッテリーの持ちは向上しているように感じます。
満タン100%→90%に減る事象の方が、50%→40%に減る事象よりも気になるというのが人情というものです。
そういうワケでiOS5.1におけるバッテリ計測でした。
バッテリ消費の問題もだいぶ収束した感がありますので、自分のように趣味でバッテリを監視するとかでなければ、そろそろバッテリのパーセント表示を消してしまうのも良いでしょう。
今回使用したアプリです。本来はiOSデバイスのメモリ解放アプリですが意外なところで役立ちました。
MemoryInfo
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