16GBのiPadのストレージ節減の為にDropBoxを活用してみる


Dropbox
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自分の2009年購入のiPhone3GSは32GBで、2011年購入のiPad2は16GBです。
ジツを言うとiPadも32GBが欲しかったのですが、買ったヨドバシで32GBも64GBも在庫が無かったのでiPhoneが32GBもあるんだからiPadは16GBで十分。第一クラウド時代なワケだしローカルストレージなんて不要!」なんて自分に言い訳をして勢いで買ってしまったのです。本当は64GBでも足りないくせに。そしてiCloudはストレージの削減に劇的に繋がるワケでもなさそうです!
買ってしばらくは良かったのですが、さすがに動画やら大量の写真やらをiPad2に同期していくとたちまち16GBが一杯になってしまいました。当たり前のコトですが、iPadiPhoneよりも画面が大きく情報の閲覧性に優れ、コンテンツビューワとしての能力は段違いです。「iPhone3GSiPad2の容量が逆だったらまだ良いのにな・・・」なんてことを思ってしまいました。
ヨドバシ京都で16GBホワイトの在庫を見つけて我慢できなかった過去の自分を悔いても仕方ないので、ここでオンラインストレージの活用を考えてみます。要するにiPad2内のストレージでなく、クラウド上にファイルを保管しようというコトでしす。ということでiPhoneでもお世話になっている定番のDropboxです。とりあえずiPhone用と同じアカウントで使ってみます。


iPadの容量を逼迫する原因として
・ビデオ
・写真
・アプリ
この3つがあるとして、この内でクラウドに逃しても支障無さそうなのは「写真」のみです。WWDC2011で発表されたiCloudの“PhotoStream”もローカルストレージにコピーしてしまうようなので、秋に出るコイツ期待していても仕方ありません。そして1本1GB程度もあるビデオをDropboxに入れるのは愚かというものです。アプリは使用頻度の低いアプリでも「とりあえず入れておく」というiPhoneみたいな運用を止めたり、GoodReader的なアプリでローカル保存をしまくる運用をしなければかなり節減できるハズです。購入済みのアプリがいつでも再ダウンロードできる今後ならなおさらです。


前置きが長くなりましたが、まずはDropboxのユーザー・パスワードを入れて使えるようにしました。現状iMaciPhotoから同期している写真アルバムをDropboxに移管してみます。そもそもiPhoto全体をiPad2に同期することはiPad2が128GBあっても不可能ですので、いくつかの「イベント」単位でiPad2に同期させているワケですが、対比しやすいように同じ「イベント」を全部DropBoxに放り込んでみました。この時点で既に容量的にキツいです(Dropboxは素の2GB上限で利用しているので)。
時間がかかりながらも写真がDropbox上にコピー完了しました。それではiPad2側のDropboxから見てみます。


・・・キチンと写真が表示されるものの、非常に動作が重たいです。自宅の無線LAN接続で1枚表示に5秒くらいかかります。アプリの起動後しばらくするとキャッシュが溜まってくるのか、フリック操作に写真表示が追従するようになってきます。最近のデジカメの容量といったらスゴイものがあって、NiconのCOOLPIX P90で撮った写真一枚辺りの容量が5MBオーバーになるので、これくらいが限度なのかも知れません。それは仕方ないとして、Dropboxクライアントにはスライドショー機能がないんですな。これじゃあ写真の「保管用」ストレージとしては及第点かもしれませんが、写真の「閲覧用」としてはもう一歩です。


iTunesで転送すると短辺1536がピクセル以上のサイズの写真はリサイズされてしまうので、リサイズ前の元画像をそのままDropboxに入れるというのがそもそもフェアじゃないのかも知れません。というワケで次にツールを使って全ての画像を思い切って1024×768に変換しました。変換前が1枚5MB、変換後が1枚300KB前後です。iPad上で拡大なんかはしない割り切りです。この状態で再度Dropboxにアップロードし直してみると・・・


先ほどの元画像そのままの時よりは気持ち軽くなった気がします。ただDropbox用にリサイズして別ファイル運用するのはすごく面倒なので、あまり気乗りしません。
トータル的にどうもイマイチです。Flickrの活用なんかも考えた方が良いのかも知れませんがそれはまたの機会で。