iPadとAndroidタブレットの“シェア”について思うこと


よくiPadのシェアは『現在のところ』と、まるでAndroidに抜かれることを前提にしているかのように語られます。日本経済新聞で興味深い記事がありました。『2016年にiPadAndroidタブレットのシェアが逆転する』というものです。

以下、抜粋して引用です。

英調査会社Informa Telecoms & Mediaは現地時間2011年7月27日、タブレット端末市場に関する調査結果を発表した。それによると、米Appleタブレット端末「iPad」は2015年まで優勢を維持するものの、2016年には米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」を搭載したタブレット端末の販売台数がiPadを超える見込みだという。

意訳すると『2016年まではiPadの天下が続く』とコトです。自分はこの記事を見てかつてのiPodの隆盛を思い出しました。
かつてのiPodは2001年に登場してiTunesと共に『PC(始めはMacだけ)に繋げて音楽データを管理して持ち歩く』という文化を作り上げて、『音楽CDをお店で買う』というそれまでの文化を殺しながら市場を席巻し、その後にiPhone他のiOSバイスに譲る形でシェアを落としていったと自分は見ています。つまりWalkmanに負けたのではなくアップルは次の市場に移ったというコトです。転機になったのは間違いなくGSM版初代iPhone登場の2007年です。
それと同じ事が仮に繰り返されるならば、アップルは『ポストPC市場』をiPadによって作り上げて市場から十二分なキャッシュを得て、新しい市場の開拓に臨んでいくというコトになるのですが、そのターニングポイントが2016年になるということでしょうか・・・?


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