iPhone4Sの標準アプリだけで1日過ごしてみた
iOS2(その頃のiPhoneOS2)からAppStoreでサードパーティーによるアプリのリリース、ユーザーによるインストールができるようになったのは随分と過去の話であり、そこから今の50万を超える数のアプリに成長すると共に現在のiPhoneの存在があるのは明らかです。いわゆるところの“アプリが中心”なワケですな。
今日は『もしもアプリが存在しなければ・・・?』というiPhoneを仮想体験する為に、A5チップによって高速化されたiPhone4Sを使い、標準アプリだけで1日過ごすというコトを試してみました。以下に記録しておきます。
前提としてまず、自分はiPhoneでゲームはしません。ヒマがあったらしたいと思いながらも実生活においてそんなヒマがなく、有料無料問わずゲームアプリはインストールだけで終わっているのものがほとんどです(例外はファイナルファンタジー3)。活用するのはビジネス系のアプリがほとんどなワケで、その辺は『iPhone3GS卒業記念“今までの愛用アプリTOP10”(過去リンク)』をご参照ください。
さて、思い切ってホーム画面も標準アプリだけに整理しておきました。主に使うアプリはSafariです。Webアプリを活用してカバーするスタイルが主になります。自分がいつも使っているアプリと照らし合わせて見ていきます。アプリ名は全てiPhoneアプリのiTunesのリンクです。
1.インターネットブラウジング
いつもの:iCab Mobile
コレは言うまでもなくSafariです。iOS5になってだいぶ動きがステキになったような気がします。残念ながらタブブラウジングはiPad版のSafariにはありますがiPhoneでは使えません。メインブラウザをiCabに奪われるまではバリバリのスタメンアプリだったので違和感ゼロです。
2.カレンダー
いつもの:TapCal
TapCalはGoogleカレンダー同期型のアプリであり、自分の場合はiOS標準カレンダーを経由して同期をさせているので、即ち標準カレンダーで代用させます。1ヶ月表示の際に予定タイトルが見えない(予定があるか無いかしかわからない)のが自分的には致命的ですが、まぁ何とかなるレベルです。これもTapCalに出会うまではスタメンだったのです。
3.RSSフィード購読
いつもの:Reeder
Safariを使ってGoogleリーダーにアクセスします。iPadではいつも同じようにブラウザでGoogleリーダーにアクセスしているので、情報量に違いはあれどまぁそんなに困りません。Instapaperに記事を送ったり、Twitterへの記事のポストはブックマークレットを活用すればそれほど苦労しません。
4.DropBox利用
いつもの:DropBox
iPhoneアプリが出る前はこれもSafariからアクセスしていたものです。アプリ版より若干不自由な感じはしますが、閲覧だけならそれほど違和感ありません。ちゃんとエクセルファイルなんかも閲覧できます。
5.Twitter投稿
いつもの:Osfoora
SafariからTwitterにアクセスするとiPhoneに最適化されたインターフェースで利用できます。WebサイトのURLを付けたつぶやきなんかはiOS5のSafariの新機能でカバーできます。コレもiPad版は日常的に使っているのでそんなに無理ありません。
6.電車の経路情報
いつもの:乗換案内(ジョルダン)
色々Webサービスが存在しますが、今回はYahoo!の乗換情報で代用します。同じ経路情報が得られていると思いますが、操作が若干マゴマゴします。
他.アプリがないと実現できないもの
GoodReaderを使ってオフラインでファイルを閲覧、大辞林の美しいフォントで調べ物・・・そんな感じでしょうか。
以上な感じです。メールやカメラ、iPodやマップアプリは元から標準なので今回は外しましたが、“案外、標準アプリだけでもイケる”というのが正直な感想です。しかし普段のアプリを使った方が目的の情報を得たり入力するまでの時間は短縮されます。アプリのインターフェースって大事なものなのだと改めて認識しました。しかし“無いと困る”レベルのものが無かったのは自分のアプリ使い込みがまだまだ甘いのか、iPhone標準アプリが優秀なのか、若しくは両方かも知れません。