「新しいiPad」の7つのポイント、そしてiOS5.1リリース


まずその名前に驚きです。一時期のスズキ「新型スイフト」みたいにならないか心配です。「いつまで新やねん」みたいな。しかしこれが続くと以降は製品名を考える必要がないのかも知れませんな。
名前以外のトコロでは概ね事前情報通りといった感じでしょうか。以下で今回発表された新しいiPadの自分的ポイントと、早速アップデートしたiOS5.1について書きます。


1.iPad2より少しだけ厚く、重い
新しいiPad:241.2×185.7×9.4mm 652g
iPad2iPad:241.2×185.7×8.8mm 601g
(共にWi-Fiモデルで)
つまり、新しいiPadiPad2よりも0.6mm厚く、51g重いというコトですな。持った感じはあまり意識しない違いかも知れませんが、数値上は結構違うように感じます。
Wi-Fiモデルでこれだけ違うというコトは、純粋にバッテリ容量の増加とかでしょうか。


2.A5Xプロセッサ
アップルのWebサイトによると、

・カスタム設計の高性能、省電力デュアルコアApple A5X SoC(System on a Chip)
クアッドコアグラフィックス

上記のようにあります。2コアCPUで、GPUは4コアというコトでしょう。
どれだけ馬力がアップしているのか、今のところ何ともわかりません。メモリ容量も従来通り非公開です。
かつてのiPad2でA5が採用され、そのまま(若干のクロックダウンして)iPhone4Sに載ったように、当然コイツが“新しいiPhone”にも搭載されるでしょう。だからそのパフォーマンスが気になるところです。早く試してみたいトコロですな。


3.カメラが500万画素でマトモに使えそう
やっと画素数がiPhone4に並びました。

オートフォーカス
タップしてフォーカス
静止画での顔検出
HD(1080p)ビデオ撮影、毎秒最大30フレーム、オーディオ入り
ビデオの手ぶれ補正
FaceTimeカメラでVGA画質の写真とビデオ(毎秒最大30フレーム)を撮影

上記のように画素数は劣るものの、機能はiPhone4Sに並んでいます。しかし、デカイiPadで写真や動画を撮影するサマは状況によっては怪しいので注意が必要です。


4.LTE、4Gネットワークに対応
期待していたものがキッチリ押さえられていて嬉しいです。ソフトバンクも下り最高110Mbpsの“SoftBank4G”なんてサービスを開始していますが、どうなんでしょう。
Appleが公式に

4G LTEネットワークへの対応は現在、米国、カナダのみです。

と案内してしまっているので期待薄ですな。
テザリングに関しては“日本を含む一部の国々ではご利用いただけません”と、いつもの如く案内されています。
Apple、新しいiPadを発表 - Apple (日本)


5.圧巻の2,048×1,536Retinaディスプレイ
今のところ静観していますが、多分実物を見ると驚く程キレイです。現在のiPad2でも画像が汚いと思ったコトはありませんが・・・これじゃあウチのiMacよりも高解像度だというのだからもうどうしようもありません。この画面に合わせると、さすがに16GBじゃキツいでしょうな。


6.発売は3月16日
Wi-Fiモデルの価格は16GBが42,800円、32GBが50,800円、64GBが58,800円、
+4G版は、16GB版が53,800円、32GB版が61,800円、64GB版が69,800円というコトで、若干の値下げです。
4Gモデルの販売事業者は現在のところソフトバンクモバイルのみしか名前がありません。
上記テザリングの件も含め、au版に期待したいところですな。


ザッとこんなところでしょうか。
ちなみに自分は今回の新しいiPadの購入はパスです。なぜなら現在MacBookAirを注文しているからです。


iOS5.1が既にリリース
そして今朝にはiOS5.1がリリースされたので早速アップデートしておきました。



今回もiTunesを使わずにアップデートし、だいたい20分くらいで済みました。今回は189MBというコトですがサクッといきます。楽になったものです。
以下リリースノートです。

このアップデートには、次のような機能向上とバグ修正が含まれています:

Siriで日本語をサポートします(初期のサービス開始時には、使用が制限されている場合があります。)
フォトストリームから写真を削除できるようになりました
iPhone 4SiPhone 4iPhone 3GS、およびiPod touch(第4世代)のロック画面にカメラのショートカットが常時表示されるようになりました
カメラの顔検出機能で検出されたすべての人がハイライトされるようになりました
iPad用のカメラAppを再設計しました
iTunes Match登録者用のGenius MixとGeniusプレイリスト
iPadのテレビ番組と映画のオーディオがより大きく明瞭に聴こえるように最適化しました
再生速度の変更と30秒の巻き戻しが可能なiPad用のPodcastコントロール
KDDI登録者向けのFaceTimeおよびiMessageのサポートを追加しました
バッテリーの寿命に影響するバグを解決しました
発信側の音声が途切れることがある問題を修正しました
このアップデートのセキュリティ内容については、次のWebサイトを参照してください:

http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP



日本での最大のトピックは“日本語Siri対応”ですな。色々試してみたいものです。
“バッテリーの寿命に影響するバグ”も気になるトコロです。色々あってバッテリは安定しているので、アップ後に変な挙動がないか見ておきます。

auiPhoneがiMessageとFaceTimeに対応したのはユーザーには嬉しいトピックです。

あと、微妙なトコロですが“URLスキームによる設定の起動”ができなくなっています。
つい5日前程に導入した“LaunchCenter”(iTunesリンク)による、Wi-Fi設定の起動なんかが無効化されてしまいました。
アプリの起動にURLスキームを使うのは生きているみたいです。通知センターも問題なく使えています。


【関連リンク】
iPad - Apple(日本)